「トイレトレー、うちの子には合わないかも……」
そう感じたことはありませんか?
トレーを買ったのに端っこにしか用を足さない、そもそもトレーに乗ってくれない。
こんなお悩みを、サロンに来るお客様からもよく聞きます。
実は「トイレトレーが合わない犬」は思っているよりずっと多いのかもしれません。
私自身も経験があります。
うちのシーズーは最初のころ、トレーの上でとても上手にトイレができていました。ところが成長するにつれて音に敏感な一面が出てきて、ある時期からトレーの上に行くことを嫌がるようになったんです。
試しにトレーのすぐ隣にシーツだけを置いてみたところ、シーツの上では何事もなかったようにトイレができました。「トイレの場所はちゃんとわかってる。ただトレーが嫌なだけ」そのとき、そう確信しました。
それからはトレーをやめてシーツのみに切り替えたのですが、困ったことは一度もありません。あれからもう10年以上、ずっとシーツだけで問題なく過ごしています。
この記事では、犬のトイレトレーが本当に必要かどうか、トリマーの愛犬の体験談を交えてお伝えします。
トイレトレーの役割とは?
トイレトレーには2つの役割があります。
① シーツのズレ・めくりを防ぐ
好奇心旺盛な犬はシーツをおもちゃにしてしまいがち。トレーで固定することで「シーツ=トイレ」と認識させやすくなります。
② トイレの場所を視覚的に示す
トレーがあることで「ここがトイレ」という境界線が犬にも伝わりやすくなります。
この2つが必要かどうかで、トレーが要るか不要かが決まります。
トイレトレーが「いらない」犬の特徴
以下に当てはまるなら、トレーなしでも問題ありません。
✓ シーツをめくったり遊んだりしない
シーツに興味を示さない犬は、そもそもトレーで固定する必要がありません。
✓ 決まった場所でちゃんとトイレができている
すでにトイレの場所が身についているなら、トレーはただの障害物になることも。
✓ 音や感触に敏感な犬
トレーを踏んだときの「カチッ」という音や、プラスチックのひんやりした感触が苦手な犬がいます。私のシーズーがまさにこのタイプでした。敏感な犬にとって、トレーそのものがストレスになっていることがあるのです。
✓ 大型犬や老犬でトレーの縁をまたぐのが辛そう
トレーの縁(約1〜3cm)でも、足腰が弱いシニア犬には負担になります。老犬や術後の犬には特に注意が必要です。
✓ トレーを嫌がってトイレを避けるようになった
これが一番困るパターン。トレー自体がストレスになっているなら、むしろ外した方がトイレ成功率が上がります。
トイレトレーが「あった方がいい」犬の特徴
✓ シーツをよく噛んだり、めくって遊ぶ
子犬や好奇心旺盛な犬は、シーツをおもちゃと認識しがち。誤飲防止のためにもトレーで固定を。
✓ トイレトレーニング中で、場所を覚えさせたい
トレーニング初期は「ここがトイレ」という境界線があると教えやすいです。
✓ シーツからはみ出してしまう
トレーを大きめのものに変えるだけで解決することも多いです。
「うちの子、トレーが嫌なのかも」を見分けるサイン
トレーが合っていない犬には、こんなサインが出ることがあります。
- トレーの前で立ち止まってためらう
- トレーの上ではなく、すぐ横のフローリングや別の場所でしてしまう
- トレーに近づくたびに耳を伏せる・尻尾を下げる
「失敗が増えた」と感じたら、私の愛犬のように実はトレーを嫌がっているだけかもしれません。
トレーなしで失敗しない3つのポイント
「トレーをやめたら失敗が増えそう……」という不安、よくわかります。でも、次の3つを押さえれば大丈夫です。
① シーツを二重にする
一枚だとズレやすいので、二枚重ねにするだけで安定感が増します。コスト増が気になる場合は、下に滑り止めシートを敷くだけでも効果的です。
② トイレの範囲を広くする
トイレシーツ1枚より、2枚、3枚と並べて広いトイレ環境を作るだけでも、成功確率が高まります。
私はワイドサイズを5枚使って、大きな長方形を作って広いトイレにしています。
③ トイレの場所は変えない
トレーをなくすときは、場所は絶対に変えないこと。犬はトレーではなく「場所」を覚えているので、置く位置を同じにすれば混乱しません。
トレーをやめるときの切り替え方
すでにトレーの上でしなくなっているなら、段階的に慣らす必要はありません。今日からシーツだけに切り替えてOKです。
ポイントはたった一つ!トレーを置いていた場所に、そのままシーツを敷くこと。
犬はトレーではなく「場所」を覚えています。トレーがなくなっても、同じ場所にシーツがあれば自然とそこでするようになります。私の愛犬も、トレーをどかしてシーツだけにした初日からちゃんとできました。
切り替え後に気をつけることは2つです。
① シーツがズレないようにする
トレーがないと動きやすくなるので、シーツを二枚重ねにするか、下に滑り止めシートを敷いておくと安心です。
② 最初の数日は様子を観察する
場所を変えていなければ失敗はほぼありません。ですが、万が一のために数枚分広めにシーツを敷くことをおすすめします。
難しく考えなくて大丈夫です。トレーが嫌だっただけで、トイレの場所はちゃんとわかっていますよ。
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まとめ:うちの子に合う方法が正解
犬のトイレトレーは「絶対必要」でも「絶対不要」でもありません。
大切なのは、目の前の犬に合っているかどうか。
- シーツで遊ぶ・めくる → トレーあり
- 音や感触に敏感・嫌がる → トレーなし
- すでにトイレが安定している → トレーなしでOK
私のシーズーが音に敏感になったことでトレーをやめた結果、10年以上シーツだけで問題なく過ごせています。「うちの子も似ているかも」と感じた方は、ぜひ一度試してみてください。きっとトイレのストレスが減るはずです。
他にも犬のトイレに関する記事を書いています。ぜひ読んでみてください。