気温が高い春や夏はノミやダニが活発にいうイメージなので、ノミダニ予防をしますよね!
でもこんな疑問がありませんか?
- 寒くなったらノミダニの薬は不要?
- いつまでノミダニの薬が必要か知りたい
- 1回の使用間隔はどれくらいなのか
結論から言いますと、ノミダニの予防の薬は1年中使用をおすすめします。
ノミダニの活動は1年中だと認識しておきましょう。
今回はノミダニの薬についてと、ノミダニがもし愛犬についているのを見つけた場合の対処法も解説します。
犬のノミダニの薬は1年中使用がおすすめ
ノミやダニは1年中活動しているため、犬へのノミダニの薬は1年中使用しましょう。
基本的にノミやマダニが活動的になるのは春~秋ごろと言われています。
しかし、ノミは温度が13度以上の場所であれば活動できるため、冬でも暖房の効いた温かい室内で活動していることができますし、マダニも冬に活動する種類もいるため、1年を通してノミダニの予防をする必要があるのです。
ノミダニの薬のタイプは2つ
犬に使うノミダニの薬のタイプは大きく分けて2つの種類に分けられます。
- 内服薬(飲み薬)
- 外用薬(スポット剤)
それぞれの薬のタイプの特徴を紹介しますね。
内服薬(飲み薬)
内服薬は月に1回、口から薬を入れ飲んでもらいノミダニの予防をする薬です。
飲み薬の種類も豊富で以下のようなタイプがあります。
- 錠剤タイプ
- チュアブルタイプ(ジャーキーのようなもの)
- クッキータイプ
チュアブルタイプやクッキータイプは犬の好みのフレーバーなので、おやつ感覚であげれるので犬にストレスを与えることなく薬を投与できるメリットがあります。
しかし、食べたと思ったら吐き出しているケースもあるようなので、きちんと食べたかのチェックは必要です。
なので、食べることが大好きな愛犬や、食に強いこだわりがない愛犬の子におすすめです!
おやつ感覚で食べれてしまうので、勝手に食べてしまわないように薬の管理は厳重にしておくことが大切です。
また、シャンプーで薬の効果が薄れる心配もないので、お手入れの周期を考えずにノミダニ予防ができるメリットもありますよ。
ノミ・マダニを駆除するだけでなく、フィラリア予防、消化管の寄生虫駆除が一度にできる予防薬もありますよ!
外用薬(スポット剤)
外用薬(スポット剤)は月に1回、首の後ろの皮膚に薬の液垂らしてノミダニを予防する薬です。
垂らす量はそれほど多くないので、薬をつける時間はほんの数秒。
皮膚につける薬なので、愛犬が寝ているときでも薬をつけることができるメリットがあります。
しかし、皮膚に直接つけるためシャンプー周期を考えてつける必要があるので注意が必要です。
後ほど詳しく説明しますね!
また、薬の独特な臭いに反応してか、ノミダニ予防の外用薬を嫌がる犬もいるようです。
おはようございます☀️
— Kirimaru (@hatamegu25) June 2, 2019
🐶今日お散歩に行ったら、近くでたき火しててクサクサでした💦🐶
😊急遽コース変更😅帰ってからは桐丸のお薬🎶フロントラインを嫌がるからもみじ焼きのごほうび付き🍁😊
🐶ウマウマです~💕🐶 pic.twitter.com/cJQT2WHqtc
イヤ~な薬のあとにおいしいご褒美を用意しておくのは大切ですね♡
ノミ、マダニの駆除と一緒に、消化管内寄生虫(回虫など)も駆除できる予防薬もあります。
ノミダニの薬の効果は1回でいつまで効く?
ノミダニの薬の種類によって効果の持続力は異なります。
ある2つのノミダニの薬の効果を紹介します。
ネクスガードのノミ・マダニに対する駆除効果は1カ月持続します。
引用元:ネクスガード公式サイト
本剤は1回投与すると通常ノミに対し1~3ヵ月間、マダニに対し約1ヵ月間新規の寄生を防御することができる。
引用元:フロントラインプラス公式サイト
ノミとマダニともに1ヶ月駆除効果が持続するもの、ノミとマダニで効果期間が異なるなど薬によって効果に差があるのです。
薬の注意事項をよく読んで、効果の持続力を確かめて使用するようにしましょう。
薬を使う間隔は月1がおすすめ
基本的にノミもマダニも一緒に予防するものなので、ノミは3カ月予防できてもマダニは1ヶ月しか予防できないタイプなら、効果の期間が短い方に合わせて使用間隔を決めるとよいでしょう!
そのため、ノミダニの薬を使う間隔は月1回がおすすめです。
しかし、薬のタイプによってはノミダニの駆除効果が3カ月持つタイプもあるので、薬の使用方法は必ずチェックしてくださいね。
ノミダニの薬を使うとき注意点
ノミダニの薬を使うときの注意点を3つ解説します。
外用薬を付けた後1日はシャンプーを控える
スポットタイプの外用薬の場合、付けて1日(24時間)はシャンプーを控えましょう。
なぜなら、薬は体の皮脂を伝い24時間かけて全身に広がるようになっているからです。
シャンプーをするなら、薬を付けて24時間後にしましょう。
外用薬の「フロントラインプラス」の公式サイトで、薬の成分・効果はシャンプーや水で流されることはほとんどないことを記載していますので安心してシャンプーしてくださいね。
成分は、シャンプーやシャワー、お風呂、さらには雨、雪などの影響をほとんど受けません。
引用元:フロントラインプラス公式サイト
外用薬はシャンプー直後につけると効果を発揮するのに時間がかかるかも
シャンプー直後の投与は、外用薬の「フロントラインプラス」の公式サイトによると問題はないとされています。
投与前のシャンプーについて
シャンプーやお風呂、またトリミングを行った場合でも、毛や皮膚が乾いた後、すぐに投与が可能です。
引用元:フロントラインプラス公式サイト
しかし、私はシャンプー直後に外用薬の投与はおすすめしません。
なぜなら、薬は体の皮脂を伝って全身に広がる仕組みになっているからです。
体の皮脂を洗い流してしまうシャンプーの直後につけると、薬が全身に広がるまで時間がかかると私的に思うのです。
犬は洗い流した皮脂が完全に元に戻るのに2~3日はかかると言います。
そうすると、シャンプー直後に薬を付けると全身に効果を発揮するまで2~3日間かかることになります。
シャンプー直後に投与可能ではあるけれど、十分駆除効果を発揮するのに時間がかかる可能性があるかもしれないのです。
個人的にではありますが、シャンプー後につけるなら3日後の皮脂膜が張ってから、投与することをおすすめします。
副作用が現れる可能性がある
内服薬、外用薬のどちらも副作用が現れる可能性があります。
投与後にぐったりしたり、嘔吐や下痢をしたりした場合はノミダニの薬の副作用による体調不良かもしれません。
すぐに獣医師の診察を受けましょう。
薬の副作用を考えると、ノミダニの薬を投与するのは動物病院が開いている時間帯にしておきましょう。
ノミダニの薬をしてもつくことがあるって本当!?
ノミダニの薬を毎月欠かさず使用しているのに、ノミダニが体についていることはよくあります。
なぜなら、ノミダニの薬は駆除する薬であり回避する薬ではないからです。
体の表面につけるスポットタイプの外用薬は、ノミダニが体にくっつくと殺虫効果を発揮します。
そして、内服薬の場合はノミダニが吸血をして初めて殺虫効果が現れるため、ノミダニが犬の体で動いているところを発見してしまうのです。
ノミやダニが体につくとアレルギー反応が現れる犬もいるため、なるべくノミダニを体に来させない工夫も必要です。
ノミダニの駆除の薬を使用しつつ、お散歩前にハーブ系の虫よけスプレーなどを使ってノミダニを寄せ付けないようにすることをおすすめします。
ノミダニを見つけたらすぐにやるべきこと
ノミダニを見つけたらすることは2つ!
- 動物病院へ行く
- 部屋の掃除をする
動物病院へ行く
ノミダニを見つけたら、動物病院ヘ行き駆除をしてもらいましょう。
そして皮膚炎など異常がないか診察してもらってください。
間違ってもシャンプーで駆除することはしないように!
ノミやダニはシャンプーで死んだり取れることはありません。
まずすべきことは、愛犬についているノミダニを病院で薬を使って確実に駆除してもらうことです。
また、以下のことはしないように気を付けてください。
- ノミは絶対につぶさない
- ダニは無理に引っ張って取らない
ノミをつぶすと卵が飛び散る可能性があり、ダニは食いついているので簡単には取れません。
特にマダニは体内にいろんな細菌やウイルスを持っているので、触らないようにしてくださいね。
部屋の掃除をする
ノミダニを見つけたら部屋の隅々まで掃除をする必要があります。
ノミの繁殖力は凄まじいので1匹見つけたら、他にもたくさんいると思ってください。
以下の方法で部屋中を掃除してください。
- 床を掃除機や粘着ローラーで掃除
- ラグマットや愛犬が使用しているベッド、布団などは湯船で60度以上のお湯に10分付け駆除
- 衣類は洗濯をして洗濯乾燥機やアイロンで駆除
- ノミダニ駆除の燻煙剤やスプレーを使用
ノミダニは洗剤や60度以上の熱で駆除が可能なのです。
年末の大掃除並みになりますが、ノミダニの駆除を徹底的に頑張りましょう!
まとめ
ノミダニの予防は愛犬を守るためにも大切です。
また、ノミダニは人間にも被害を及ぼすのでしっかりと欠かさず予防をしましょう。
愛犬にストレスなく予防できる薬を選んでみてください。