楽しみにしていた子犬の初めての散歩!
だけど全然歩いてくれず、想像してた子犬の様子と大きく違ったのではないでしょうか。
犬って散歩が好きなんじゃないの?と思うかもしれませんが、実は散歩に慣れさせるために必要な行動があるのです。
そこで今回は、子犬が初めての散歩で歩かなかった理由を紹介し、飼い主の散歩へのアプローチ方法のNG行動を紹介します、
さらに、散歩を大好きな犬にするための方法を解説していますので、お試しください。
子犬が初めての散歩で歩かない理由は?
子犬が初めての散歩で歩かない理由は2つあります。
- 恐怖を感じている
- 首輪・リードに慣れていない
生まれて初めてのことだからこその理由があるのです。
では、それぞれ詳しく解説していきますね。
恐怖を感じている
子犬が歩かない原因は、恐怖を感じているからかもしれません。
子犬にとって初めての散歩道は、知らない場所で知らない音、知らない動くものでいっぱいで不安だからです。
不安を感じると本能的に怖いと思い動けなくなってしまうことがほとんどです。
成犬に比べて子犬は何もかも初めてなものばかりなため、なおさら動けないでしょう。
体全体に力が入っていたり、震えていたりしていれば緊張している証拠です。
恐怖を感じて歩けなくなっている可能性が高いでしょう。
首輪・リードに慣れていない
首輪とリードに慣れていないことで、不快感から歩かない場合があります。
不快感、違和感があると首輪とリードが気になって散歩どころではないでしょう。
人でたとえると、ネイルを初めてしたとき、久しぶりにしたときの爪に圧迫感、違和感を感じるようなものです。
爪先が気になって、手の動かし方が不自然になりませんか?
男性なら、腕時計をいつもと違う腕につけてみると体験できるでしょう。
腕時計をつけた腕が気になるはずです。
子犬も散歩でいきなり首輪とリードをつけられて気にしていることでしょう。
そのため、散歩に行く前に首輪とリードに慣らし、練習する必要があります。
子犬が散歩で歩かない原因はこんな飼い主のNG行動にある
子犬が散歩で歩かないのは、飼い主のNG行動が原因のことが多いです。
次の項目に当てはまっていませんか?
- 交通量が多い場所、人混みに連れて行く
- 無理やりリードを引っ張る
- 散歩のとき初めて首輪をつけた
では、どうしてNG行動なのかを解説します。
交通量が多い場所、人混みに連れて行く
初めての散歩で交通量が多い場所、人混みに連れていくのはNG行為です。
なぜなら、外の世界に何があるのか知らない状態の子犬ですから、急に大きい音、いろんな音がする交通量が多い場所や人混みに連れて行くと不安と恐怖を感じるからです。
外の世界のいろんなものに慣れさせるためには、飼い主が落ち着いて散歩できるところを選んであげる必要があります。
無理やりリードを引っ張る
子犬が歩かないからといって、無理やりリードを引っ張って歩かせようとするのはNG行為です。
リードを強く引っ張られることで恐怖をさらに感じ、散歩(外)は嫌なイメージがついてしまうからです。
散歩嫌いになってしまう可能性があります。
首に負担もかかるため無理に引っ張ることはすぐにやめましょう。
散歩のとき初めて首輪をつけた
初めての散歩で、初めて首輪とリードをつけるのはNG行為です。
首輪とリードに慣れていないことで、違和感・不快感から子犬は歩けません。
飼い主が事前に、首輪とリードをつけて慣れさせるステップを踏ませてあげることが必要です。
子犬を散歩好きにする対処方法
子犬が歩かない、散歩が嫌いとならないように飼い主が子犬に対してしてあげられることがあります。
子犬を散歩好きにする対処法は次の通りです。
- 首輪・リードは散歩前から練習する
- 抱っこして散歩をする
- 短時間だけにする
- 静かな時間帯に散歩する
首輪・リードは散歩前から練習する
首輪とリードは散歩デビュー前から慣らしておくのが散歩好きにさせる方法です。
子犬が受け入れやすいように首輪は軽くて、装飾がついていないシンプルなものを選びましょう。
首輪に慣れるためのステップ
- 数分から首輪をつけて、様子を見ます。
- 気にしているようなら遊んだりして注意を反らしましょう。
- 数分後外してたくさん褒めてあげましょう。
- これを繰り返し、首輪をつけている時間をどんどん伸ばしていきます。
- 首に何かついている状態に慣れたら散歩に行きましょう。
リードも同じ要領で慣らしていけますよ。
でも、すでに散歩デビューで初めて首輪をつけてしまった人もいるでしょう。
慣らす練習はいつから始めても大丈夫なので安心してください。
お散歩はいったん中断して、首輪とリードを慣らす練習に挑戦してみてくださいね。
抱っこして散歩をする
初めての散歩で子犬が歩かなかったら、まず抱っこをして散歩をしてみましょう。
抱っこをして外を見てもらうだけでいいのです。
外がどんなところかの「社会科見学」といったところでしょうか。
車を見せ、エンジン音を聞かせたり、鳥を見せ、鳥の鳴き声を聞かせたり…
知らない外の世界を少しずつ知ってもらうことをしましょう。
抱っこしていれば、歩かせる必要がないので飼い主が子犬の様子を見て散歩する場所を決めてくださいね。
短時間だけにする
初めての散歩は短時間にしましょう。
抱っこした状態で家の周辺をぐるっと回るだけでよいです。
5分程度でも子犬にとっては初めてのことだらけでたくさんの刺激を受けているはずです。
ゆっくり外の環境に慣れてもらうことが大切ですので、短時間の散歩から挑戦しましょう。
静かな時間帯に散歩する
初めての散歩は静かな時間帯を選んで散歩をしましょう。
大きな音やにぎやかな場所に初めての散歩でいった場合、恐怖を感じるかもしれないからです。
交通量が少ない時間帯が初めての散歩にはおすすめです。
【まとめ】子犬が初めての散歩で歩かない理由
子犬が初めての散歩で歩かない理由は、恐怖と首輪・リードに慣れていないことが原因です。
また、飼い主の散歩へのアプローチ方法が間違っている場合も考えられます。
何事も初めてのことは事前の準備やゆっくり進めることが大切でしょう。
子犬の様子を見ながらゆっくり散歩を楽しみましょう。