近年、ペットは家族の一員である意識が高まり、人と同じように供養し自宅にペット仏壇を置く人が多くなりました。
しかし、いざペット仏壇を用意しようとすると置き場所はどこが正解なのか悩むところです。
そこで今回はペットの仏壇の置き場所について解説しています!
この記事でわかること
- ペット仏壇の置き場所
- 最適なおすすめの場所
- ペット仏壇の置き場所を決めるときの注意点
- ペット仏壇を置くための必要なスペース
この記事を読み終わるころには、ある程度どこに置くか想像できるはずです!
ペット仏壇の役割
ペット仏壇を自宅に置くことで、亡くなったペットとのつながりを感じ、悲しい気持ちを癒すことができます。
また、ペットの仏壇は愛する気持ちと感謝を形にできるのです。
人も故人に毎日仏壇にお参りするように、愛する亡くなったペットも仏壇でお参りすることで気持ちが癒えてくるでしょう。
そのため、ペット仏壇はペットとの絆・思い出を守る大切な役割を果たしてくれます。
ペット仏壇の置き場所に決まりはない
ペットの仏壇の置き場所は、決まりはないので自宅のどこにおいても問題はありません。
重要なのは、ペットや家族にとって特別な思いのある場所やペットの存在をいつでも感じられる場所を選んで置くということです。
一般的に、リビングや寝室などがペット仏壇の置き場に選ばれます。
リビングに犬の仏壇があるんだが、毎年節分になったら大好物のお豆が供えられる
— トミー (@mama2nyan) February 3, 2022
あいつのことだからきっと食べに来てる
ペット仏壇の最適な場所は?
ペットや家族にとって特別な思いのある場所や、ペットの存在をいつでも感じられる場所を選んでペット仏壇を置くことが大切だとお伝えしましたが、最適な場所は以下の4つがおすすめです。
- ペットのゲージやベッドがあった場所
- ペットがよく過ごしていた場所
- リビング
- 寝室
ペットのゲージやベッドがあった場所
ペットが安心して過ごしていたゲージやベッドがあった場所であれば、生前のペットの様子を見るように自然と目が行きやすく、ペットの存在をいつでも感じられるでしょう。
ペットも「自分の居場所」として認識していたでしょうし、ペットにとっても飼い主にとっても特別な場所です。
そのため、ペット仏壇の置き場所としてゲージやベッドがあった場所はおすすめです。
ペットがよく過ごしていた場所
ペットがよく過ごしていたお気に入りの場所にペット仏壇を置くのがおすすめです。
ソファーや出窓など、ペットが長時間安心して過ごしていたお気に入りの場所の近くにペット仏壇を置くことでペットを身近に感じられます。
ソファーでぐっすり寝てたな
窓際でいつも日向ぼっこして気持ちよさそうだったな
と思い出が蘇りペットの存在をいつでも感じられるでしょう。
リビング
リビングは家族が集まり、日常を過ごす場所であり、ペットもその一員です。
ペット仏壇をリビングに設置することで、ペットの存在をいつでも感じることができます。
家族でペットの思い出話をしたりするきっかけなったり、永遠に忘れることなく供養することができるでしょう。
家族とペットとの思い出をいつまでも共有するという意味でも、ペット仏壇を置く場所としてリビングを選ぶことはおすすめです。
寝室
ペットと一緒に寝るのが習慣だった場合、寝室にペット仏壇を置くこともおすすめです。
ペット仏壇が寝室にあることで、毎晩眠る前や目を覚ますときに、ペットへの思いをいつまでも忘れずに過ごすことができます。
寝室にペット仏壇を置く場所に選ぶことで、毎日「おはよう」「おやすみ」と声をかけてあげられるので良い供養になりますよ。
ペット仏壇の置き場所の注意点
ペット仏壇の置き場所を選ぶときには、以下の4つの注意点を気にしながら置きましょう。
- 直射日光が当たらない場所
- 風通しの良い場所
- 神棚と向かい合わせにならない場所
- 拝む高さに合う場所
直射日光が当たらない場所
仏壇の素材や飾られた写真などは、長時間の直射日光にさらされると劣化や色褪せをします。
もし、ペットのお気に入りの場所が出窓や日が当たりやすい場所の場合、カーテンで日差しを遮ったりUVカットのフィルムを窓に貼ったり工夫しましょう。
風通しの良い場所
風通しが悪く湿気が多い場所に仏壇を置いた場合、遺骨にカビが生える原因になります。
そのため、風通しの良い場所を選ぶことは大切です。
新鮮な空気が流れるように、定期的に換気をし、風を通しやすい場所にするとよいでしょう。
エアコンの風などが直接当たるような場所は、乾燥によってペット仏壇に使われる木材が割れるなどの素材を痛めるので注意。
神棚と向かい合わせにならない場所
もし自宅に神棚がある場合、ペット仏壇と向かい合わない場所を選ぶことが望ましいです。
神棚と仏壇を向かい合わせに置くことを「対立祀り」と言い、家相的に凶とされています。
なぜならば、どちらかにお参りするときに、もう一方にお尻を向けてしまうため失礼にあたるからです。
神棚と仏壇が同じ部屋にあることは問題ありませんが、なるべくなら離れた場所がよいとされているので仏壇の置き場所は考慮しましょう。
拝む高さに合う場所
仏壇の高さは拝みやすい場所にしましょう。
- 座って拝む場合:少し見上げる程度の高さ
- 立って拝む場合:胸の位置より上の高さ
拝みやすい高さのチェストやカラーボックスなどがあれば、置き場所を確保するだけなのでおすすめです。
ペットの仏壇に必要なスペースは?
ペット仏壇のサイズはコンパクトなものから存在感がある大きさのものまで様々です。
骨壺も手元に置くならペットの大きさに合わせてペット仏壇を選ぶ必要があります。
自宅の雰囲気や用意できるスペースに合わせることも必要でしょう。
コンパクトな仏壇を用意するなら、A4サイズほどのスペースがあれば十分です。
大型犬で骨壺も仏壇に入れる場合、A3サイズほどのスペースを確保すると安心です。
ペットへの思いを忘れない場所を選びましょう
たくさんの愛、思い出をくれたペットへの感謝を忘れず、ペット仏壇で供養してあげることはあなたの心を癒します。
ペットのことを考えながらペット仏壇の置き場所を選んでみてくださいね。