初めての散歩は子犬も飼い主もドキドキであり、楽しみですよね。
実は初めての散歩の印象ってものずごく大事で、今後の散歩へ行く意欲は大きく関係します。
そのため、子犬の初めての散歩で気をつけたいことがあります。
何もかもが初めての経験で、毎日ドキドキしているはずの子犬の気持ちに寄り添いながら、初めての散歩に挑戦しましょう。
【子犬】初めての散歩で気をつけたい4つのこと
初めての子犬の散歩では以下の4つのことに気をつけましょう。
- 首輪・リードの練習は散歩前から始めておく
- 散歩デビューのタイミングはワクチン前から
- 初めての散歩場所は家の周辺だけ
- 初めての散歩時間は短時間にする
では、詳しく解説していきますね。
その1:首輪・リードの練習は散歩前から始めておく
散歩に連れていく前に、散歩に必要な首輪(ハーネス)とリードの練習が必要です。
散歩に首輪、リードと初めてが3つも重なったら子犬はパニックで散歩どころではなくなってしまいます。
ステップとしては次の通りです。
慣れさせるためのステップ
- 首輪だけを短時間つけて過ごす
- 首輪をつけても気にならないくらいに慣れたらリードをつける
- リードに慣れたら歩いて散歩に行く
まずは首輪をつけて1分過ごしてみて、徐々につける時間を長くしていきましょう。
首に何かついているのが当たり前と感じてくれれば成功です!
首輪を気にしている様子があれば、おもちゃで遊んだりして気を反らします。
遊び終わったら外して、またつけるの繰り返しでどんどん慣らしていきましょう。
リードも同じ要領で慣らしていくことができます。
その2:散歩デビューのタイミングはワクチン前から
散歩デビューはワクチン接種が完了する前からしましょう。
なぜなら、子犬は生後3週齢~12週齢が社会化期と呼ばれ、この時期の経験が将来の性格に大きく影響するからです。
生後12週齢を超えたあたりから恐怖心やが芽生え始めるため、新しいことに慣れづらくなるためワクチン接種が完了していなくてもいいので外の様子を見させてあげましょう。
しかし、ワクチン前の子犬は様々な病気に対する免疫を持っていないのでワクチン前の散歩は地面に下さず、抱っこした状態で行う必要があります。
ちなみに子犬のころのワクチンは2~3回打つようになっており、以前は感染予防のために2~3回目のすべてのワクチンプログラムが終わるまで以前は外出禁止としていました
家に迎え入れるころは大体生後3か月くらいで1回目のワクチンはブリーダーやショップで打っている状態です。
すべてワクチンを打ち終わるころには社会化期が終わってしまっているため十分な社会化を行うことができず、問題行動を起こしやすくなったりするリスクがあるため近年ではワクチン接種完了前からの散歩を推奨しています。
その3:初めての散歩場所は家の周辺だけ
初めての子犬の散歩場所は家の周辺だけにしましょう。
子犬にとって周囲のものは見慣れないものばかりで刺激がたくさんあるので、家の周辺だけで十分な散歩になります。
通行人や自転車、車を見たり、車が走る音、鳥の鳴き声、子供が遊んでいる声などを体験してもらいましょう。
ワクチンがすべて完了していない状態の場合は、もし他の犬と出会っても遠くから見てもらうだけにしましょう。
その4:初めての散歩時間は短時間にする
初めての散歩時間は短時間にしましょう。
家の周辺をぐるりと回るだけでいいので初めての散歩は5分程度もあれば十分です。
また、時間帯は通行人・交通量が少ない時間帯がよいでしょう。
長時間の散歩や交通量の多い時間に行くと、刺激が多くなりすぎ子犬に負担がかかるからです。
子犬の様子を見ながら徐々に散歩時間は延ばしていってあげてくださいね。
初めての散歩に行くまでに準備しておくもの
散歩には必ず必要なものがあります。初めての散歩に行くまでに準備しておくものは次のものです。
- 首輪(ハーネス)・リード
- ビニール袋
- トイレシーツ
- 水
ではそれぞれなぜ必要なのか、どんなものがおすすめかを紹介します。
首輪(ハーネス)・リード
首輪(ハーネス)・リードは散歩に必ず必要です。
なぜなら首輪・リードをつけないノーリードは基本的に条例違反になるからです。
犬の放し飼い及び公共の場所で犬を放すことは、ほとんどの自治体で禁止されています。
引用元:環境省
ドッグランなど特定の場所ではノーリードが許されますが、公共の場=普段散歩する道でノーリードの散歩はできません。
首輪・リードは愛犬を事故や迷子から守るためでもありますし、人と一緒に暮らしていく中でのマナーとして必要です。
犬が苦手な人もいるので、お互いが気持ちよく暮らせる街にする必要があるでしょう。
首輪は初めての場合、軽くて柔らかいものがおすすめです。
ビニール袋
うんちをした場合には必ず持って帰る必要があるため、ビニール袋を用意しておきましょう。
おすすめは、臭いが漏れにくい防臭加工がしてある袋です。
水・折り畳みトレイ
水は飲み水とトイレに使用します。
水を飲ませるために持ち運びに便利な折り畳みトレイも用意しておきましょう。
ボトルとトレイが一緒になって持ち物が減らせるアイテムもあります。
また、子犬がおしっこをしたら水でおしっこを洗い流す必要もあるため、ペットボトルに水を入れて持ち歩きましょう。
トイレシーツ
トイレシーツはおしっこをしたときに吸い取るために必要です。
おしっこは水で流すのがマナーですが、そのまま流すと臭い・汚れを広げてしまうことになります。
そのため、水で流す前に汚れを最小限にするためにトイレシーツでおしっこを吸い取る必要があるのです。
レギュラーサイズのシーツをそのまま利用するのも良いですが、子犬の場合それほど量は多くないため小さく切って利用するのがおすすめです。
【まとめ】子犬は初めての散歩次第で散歩好きになるか決まる
初めての散歩で子犬が「外は楽しそうなところだ」と思うか「怖くて行きたくない」と思うかは飼い主さんの散歩の仕方の知識次第ではないでしょうか。
誰でも初めてのことはドキドキしますし、不安に思ったりもします。
飼い主が子犬の気持ちに寄り添ってゆっくり進めてあげることが大切でしょう。
ぜひ今回の内容を参考に、子犬の様子を見ながらゆっくり散歩を楽しんで下さい。