いちごを食べてたら、愛犬が欲しそうに見つめてきますよね。
でも、いちごってどれくらいの量がいいのかわからず、食べさせすぎてるかもと不安になっていませんか?
いちごには、犬にとって危険な成分が含まれているので余計に不安になるのではないでしょうか。
なので、犬といちごの関係について1つずつ不安を解消していきましょう!
この記事でわかること
- 犬が1日に食べられるいちごの量
- いちごを食べすぎるとどうなるのか
- いちごを与える時の注意点
犬はいちごをどれくらいの量食べられる?
犬にいちごを与えるときは、食べる量に気をつけましょう。
食べすぎは、下痢や消化不良、肥満の原因になるからです。
1日に食べられる量は、体の大きさ・体重によって変わってくるので、それぞれ紹介します。
今回は、1粒30gの中サイズのいちごを例に解説しますね。
超小型犬
体重が4kg未満の超小型犬の場合、1日に食べられるいちごの量は1/2程度です。
チワワやトイプードルなどの犬種は体が小さい分、必要なエネルギーや栄養素は少なく、思ったより多く与えられません。
小型犬
体重が10kg以下の小型犬の場合、1日に食べられるいちごの量は1粒程度です。
ミニチュアダックスフンドやパピヨン、シーズーなどの犬種が当てはまります。
上記のような小型犬と呼ばれる犬種でも、骨格や生活習慣によっては10kg以上ある場合もあるでしょう。
骨格が標準より大きく10kg以上ある場合は、1粒と1/2程度与えても問題はありません。
ただし、生活習慣が乱れ肥満体型の10kg以上なら、1粒以下がおすすめです。
いちごは糖分が多いので、肥満体型の犬に与える場合は注意しましょう。
うちの愛犬は約5kgのシーズーですが、いちごを買ったときにおやつとして1粒あげてます。
とってもおいしそうに食べてくれて、健康状態もいつもと変わりません!
中型犬
体重が25kg未満の中型犬の場合、1日に食べられるいちごの量は2粒程度です。
コーギーやボーダーコリー、柴犬などの犬種が当てはまります。
15kgの犬に与えるならいちご1粒と1/2程度。
10㎏以上25㎏未満と体重のふり幅が広いので、愛犬の体重や体型から与える量を調節してください。
大型犬
体重が25kg以上の大型犬の場合、1日に食べられるいちごの量は3粒からです。
ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバー、シェパードなどの犬種が当てはまります。
25kgの犬でいちごは3粒程度、45kgの犬で5粒程度与えられます。
犬種だけで判断せず、体型、体重に合わせていちごは与えましょう。
小粒のいちごの平均が15g程度なので、小粒のいちごを与える場合はそれぞれ倍の量まで与えられますよ。
犬がいちごを食べすぎるとキシリトールによる中毒の危険性がある?
いちごに含まれる「キシリトール」は犬にとっては食べられない成分なので、食べすぎると中毒の危険性があります。
しかし、いちごに含まれるキシリトールはごくわずかな量です。
現実的に与えるいちごの量から考えると、いちごの食べすぎでキシリトール中毒になる可能性は極めて低いので安心してください。
キシリトールの中毒症状は、犬の体重1kgあたり0.1gのキシリトール摂取で起こる可能性があると言われています。
いちご100gに含まれるキシリトールの量は約0.04gです。
だから、体重1kgあたりの犬で250gのいちごを食べないとキシリトール中毒にはなりません。
250gのいちごって中粒のいちご1パック分。
4Kgの超小型犬に4パックもいちごをあげることなんてないですよね!
犬がキシリトールを食べるとどうなる?
犬がキシリトールを食べると、嘔吐や無気力、脱力感、運動失調などの中毒症状が現れます。
また、急性肝不全、低血糖になり、食欲不振、活動性低下など命の危険が迫る症状も現れます。
ちなみに、キシリトールガム1粒には約1.3gのキシリトールが含まれているんです。
もし、愛犬がキシリトールのガムを1粒食べてしまった場合は、早急な処置が必要です。
犬にいちごを与えるときの注意点
いちごは安心して食べさせられる果物ですが、与えるときに注意することが5つあります。
- いちごのへたは取ってあげる
- 小さくカットしてから与える
- アレルギー症状の確認のため少量から
- いちごの加工食品は与えない
- 糖尿病・腎臓病などの持病があるなら与えない
では、それぞれ詳しく解説します。
いちごのへたは取ってあげる
いちごのへたは取って、犬に与えましょう。
へたが食べられないわけではないのですが、消化しずらいため取り除きます。
消化不良を引き起こすと、下痢や嘔吐の原因になります。
不安要素は1つでも取り除いておきたいので、丁寧にいちごのへたは取って与えてください。
小さくカットしてから与える
いちごは小さくカットして、犬が食べやすい大きさにしてから与えましょう。
のどに詰まらせないためと、消化しやすくするためです。
犬は飲み込める大きさのものは、基本的に噛みません。
そのため、カットせずにいちごをあげると、のどに詰まらせる危険性があります。
特に超小型犬や小型犬は食道が細いの気をつけましょう。
また、犬は果物の消化が得意ではありません。
大きいいちごをあげると、消化不良を起こし、下痢をする可能性があります。
いちごを与えるときは、小さくカットするか、つぶして与えてあげましょう。
アレルギー症状の確認のため少量から
初めて犬にいちごをあげる場合は、アレルギーの確認のため少量から与えましょう。
いちごを食べた後にこんな症状が出たらアレルギーかもしれません。
- 皮膚が赤い
- 体をかゆがる、舐める
- 脱毛
- 下痢・嘔吐
初めて与える食材は、動物病院が開いている時間にすれば、もし万が一何かアレルギーの症状が出ても安心ですよ。
いちごの加工食品は与えない
いちごの加工食品は犬に与えないようにしましょう。
加工食品には砂糖がたくさん使われているため、犬に与えると糖分を過剰に摂取させることになり、肥満などの病気を招く可能性があるからです。
いちごジャムやいちごのヨーグルト、いちごのアイスなどは与えないように気を付けてくださいね。
冷凍のいちごの場合は解凍さえすれば与えられます。
凍ったままだと、おなかを冷やし下痢をする可能性があるからです。
糖尿病・腎臓病などの持病があるなら与えない
犬に糖尿病や腎臓病などの持病がある場合は、いちごを与えるのは控えましょう。
糖尿病は糖質を控える必要があるので、糖質を多く含むいちごは与えないほうが良いです。
さらに、いちごにはカリウムも多く含まれているため、腎臓病を患っている犬には与えないようにしましょう。
ちなみに、肥満も立派な病気です。
いちごに限らず、食事をしっかりと愛犬に合わせるように飼い主が管理しましょう。
どんなものでも、食べすぎは体に悪いです。適量を与えましょう。
【まとめ】犬はいちごをどれくらいの量食べられる?
いちごは体の大きさ、体重に合わせて食べる量を調整する必要があります。
1日に食べられる量まとめ
- 超小型犬:1/2粒程度
- 小型犬:1粒程度
- 中型犬:2粒程度
- 大型犬:3粒から
犬と一緒に食を楽しみましょう♪